駆け出し理学療法士のルーズリーフ

理学療法について、日々の疑問や学んだことを自分の考えを交えて書いていきます。

理学療法士国家試験勉強のススメ <勉強方法および考え方>

こんにちは。PT1年目(仮)のひろです。

 

今回は、昨日に引き続き理学療法士国家試験勉強について書きたいと思います。

 

今日の内容としては、勉強方法および考え方についてです。

 

 

 

国家試験勉強方法について

まず、昨日書いた国家試験勉強テキストの選び方をまだ見てない!という方はそちらからご覧ください。

 

hiroki1422.hatenadiary.jp

昨日の記事の通り、私はまず基礎分野(51~100)から勉強を始めました。

多くの学生が、まず基礎から手を付けるはずです。

養成校のカリキュラムもそうです。基礎である解剖、生理、運動学を学んでから複雑な内容へと入っていきます。

 

ここで大きく伝えたいことがあります。

それは.....

「基礎を制する者は全てを制する」ということです。

なぜこのようなことを言うかと言いますと、私自身この基礎分野(50~100)をしっかりと時間をかけて取り組んでいたおかげで、国家試験勉強序盤には合格点を超えることができました。

 

 

まず、基礎分野(51~100)目は主に基礎医学(解剖、生理、運動学など)と臨床医学(主に疾患学)に分けられます。

その中でも基礎医学は基礎中の基礎というわけです。

私の場合、基礎医学にしっかりと時間をかけることで、臨床医学の知識もすんなりと入ってきました。

 

そこで、重要な考え方としては

f:id:hiroki1422:20180322142158p:plainこの考え方です。

基本的に、臨床医学の疾患は解剖学、生理学が頭に入っていれば無理に暗記しなくても疾患症状を想起することができます。

 

例として問題を1つ出題します。

<問題>心不全で正しいのはどれか?

  1.  左心不全では肝腫大をきたす。
  2. 心不全では頸静脈怒張がみられる。
  3. 心不全では肺動脈圧が上昇する。
  4. 心不全では下腿浮腫がみられる
  5. 心不全では大動脈圧が上昇する。

 

 

皆さん答えはわかりましたか?

 

答えは、4ですね。

 

この問題について必要な知識としては、

生理学として、血液循環の流れや静水圧、浸透圧などについて理解します。

そこに、解剖学の脈管系の知識を覚えます。

これを使うことによって、選択肢の1,2,3,5を消去することができ、自動的に答えは4となります。

 

このように、全てではないですが大体の疾患は解剖学と生理学の組み合わせによって理解することができるのです。

 

ですから、最初にも書いた通り「基礎を制するものは全てを制します」

 

この考え方は、基礎分野(51~100)以外の実地分野(1~20)や専門分野(21~50)にも応用できます。

ある疾患への適切な理学療法を選択するような問題でも常に疾患の知識が必要となります。そこで、この考え方ができるとリスクを簡単に考えれたり、適切な方法が考えられることが多くあります。

 

何度も言うようですが、絶対に基礎は大事です。

なので、国家試験勉強においても基礎を大切に取り組んでみてください。

 

私がこの手順で勉強に取り組む中で、これを体現したようないいテキストを見つけました。

それが、病気が見えるシリーズです。

 

病気がみえる 〈vol.7〉 脳・神経

病気がみえる 〈vol.7〉 脳・神経

 
病気がみえるvol.11 運動器・整形外科

病気がみえるvol.11 運動器・整形外科

 
病気がみえるvol.2循環器

病気がみえるvol.2循環器

 

 このテキストは、疾患に入る前にしっかり解剖学、生理学と手順を踏んで説明してくれています。

なので、私も昨日の記事に書いたように自分なりのテキストを作っていくうえで、病気がみえるを大変重宝しました。

ぜひおすすめですので、国家試験勉強にも使ってみてください。

 

 

いかがでしたか?今回は簡単な勉強方法と考え方について記載しました。

国家試験勉強は暗記する項目も多いと思います。その中で、どれだけ理解して暗記せずに負担を減らせるかが重要になってくると私は思っています。

ですので、少しでもこの考え方を参考にしていただくと勉強が捗ると思いますので、ぜひ試してみてください。

 

それでは、また。