駆け出し理学療法士のルーズリーフ

理学療法について、日々の疑問や学んだことを自分の考えを交えて書いていきます。

NYの人気セラピストが教える自分の心を自分で手当てする方法を読んで考えたこと<書評>

こんにちは。ひろです。

今日は、書評を書いていきます。

 

今回、読んだ本がこちら

 

NYの人気セラピストが教える 自分で心を手当てする方法

NYの人気セラピストが教える 自分で心を手当てする方法

 

 こちらの本を読もうと思ったきっかけとしては、私自身メンタル面で弱い部分があると自覚していたので、なにか自分で気持ちを楽にできるものはないかと思ったことがきっかけです。

 

また、理学療法の勉強をしているものとして、普段から論文などを読む機会が多いと思います。

こちらの本は、根拠のある論文の内容を参考にして書かれた本ですので、非常に信頼性が高い内容となっています。

 

 

どのような内容が書かれているのか?

こちらの本は大きく分けて7章となっており、それぞれ人間が抱える心の傷について、症状とその治療方法について書かれています。

第1章 自分を受け入れてもらえなかった時<失恋、いじめ、拒絶体験>

第2章 誰ともつながっていないと感じる時<孤独>

第3章 大切なものを失った時<喪失、トラウマ>

第4章 自分が許せなくなった時<罪悪感>

第5章 悩みが頭から離れない時<とらわれ、抑うつ的反芻>

第6章 何もうまくいかない時<失敗、挫折>

第7章 自分が嫌いになってしまった時<自信のなさ、自己肯定感の低下>

出典:NYの人気セラピストが教える自分で心を手当てする方法 ガイ・ウィンチ=著 高橋 璃子=訳

 

その中でも、私が興味を引かれた部分を細かく書いていきたいと思います。

 

拒絶体験について

皆さんは、好きな人に振られたり、友達から仲間はずれにされたなどの体験をしたことはありますか?

 

少なくとも1回はあるはずです。

 

そこで感じる心の痛みをこの本では拒絶体験として書かれています。

 

ではその拒絶体験はどれほどの痛みなのか?

拒絶体験の痛みを肉体的にな痛みにたとえると「麻酔を使わない分娩」や「がんの治療」に匹敵する。

出典:NYの人気セラピストが教える自分で自分の心を手当てする方法 ガイ・ウィンチ=著 高橋璃子=訳

と書かれています。考えただけでも痛いですよね。

 

また、

拒絶されて自尊心が傷つくと、心のなかで自己否定の気持ちが高まります。自分で自分のことを嫌いになるのです。すると自分にまで拒絶されて、さらに自信がなくなる…という悪循環が始まります。

出典:NYの人気セラピストが教える自分で自分の心を手当てする方法 ガイ・ウィンチ=著 高橋璃子=訳

と書かれています。

 

このようなことが積もると人との繋がりがなくなり、自分で自分のことを拒絶するようになってしまうと私は感じました。

なので、拒絶体験にあったときは、自分に起きているこの心の痛みは、どれぐらい大きなものでどんな影響を及ぼすのか?を知ることが大切だと思いました。

 

これを応用するならば、自分が人と関わる時もそうです。

やむを得ない場合(好きでない人に思いを伝えられた時など)以外は、相手に対して拒絶体験を引き起こすような行動を避けるべきです。

 

たとえば、喧嘩したからといって仲間外れや、無視をするなどです。

よく人と接する際は「人の立場に立って考えなさい」と言われますが、まさにそうです。

私はこの文を読んで自分の言動や行動がどれだけ人の心に影響を与えるかを考えて実行することが重要だと再確認できました。

 

 

 

自己肯定感の低下

人は、自分のビジュアルに自信がないと堂々と行動できなかったり、失敗が続くと自分はダメだなど、つい思ってしまいます。

 

私自身、自分に自信が持てず失敗したり、自分が嫌になるような経験がたくさんありました。(この本を読んでいるときも)

 

そこで、この本に記載されている治療法5つの中の「自分の強みを確認する」という方法を試してみました。

 

すると心にあった重い鉛のような気持ちが徐々に軽くなっていったのです。

その方法を詳しくは書けませんが、自分のことを自分の脳で認知していくようなやり方です。

 

それから、私は前に比べると自己肯定感の低下が改善され、少しずつではありますが自信を持って行動できるようになりました。

 

最初は正直、本当に効果あるのか?と疑っていた面もあったのですが、実際に自分で体験してみることでこの本のすばらしさを肌で感じることが出来ました。

 

 

 

まとめ

この本の内容は上でも書きましたが、自分に使ってみるだけでなく人と関わる上でも使える知識だと思います。

 

私がなろうとしている理学療法士にも同じことが言えます。

ですから少しでもこのような内容に興味がある人は是非読んでみてください。

読んで損はしないと私が保証します。

 

それではまた。